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総武快速線・横須賀線E235系   総武快速線・横須賀線E217系    横須賀線E231系   成田エクスプレス

JO:総武快速線・横須賀線の駅ガイド

<総武快速線・横須賀線とは>
 総武快速線とは千葉県の千葉駅から東京都の東京駅までを結ぶ路線で、横須賀線は東京駅から神奈川県の久里浜駅までを結ぶ路線です。また両路線は 東京駅をさかえにして直通運転を行っているためこのページでは千葉〜久里浜までを扱うことにします。少し難しい話ですが正式には総武快速線はあく まで旅客案内で放送されるだけであって千葉〜東京間は「総武本線」が正式です。横須賀線は途中駅である大船〜久里浜を正式には指します。ちなみに 旅客案内上の横須賀線の東京〜品川間は「東海道本線」、品川〜武蔵小杉〜鶴見間は「品鶴線(東海道支線)」、鶴見〜大船間は「東海道本線」という位 置付けです。ここは初心者には複雑なので飛ばして読んでいただいて結構です。まずは総武快速線から紹介します。総武快速線は東京〜錦糸町間は各駅 に停車し実質快速運転をする区間は錦糸町〜千葉間となります。またこの区間は並行して各駅停車が走っています。総武快速線の停車駅は東京、新日本 橋、馬喰町、錦糸町、市川、船橋、津田沼、稲毛、千葉です。また一部電車ですが千葉から先の総武本線 成田方面や外房線 上総一ノ宮方面、内房線  君津方面へ直通している電車も存在します。千葉行きも多いですが途中の津田沼止まりの電車も多くあります。また1時間に1〜2本程度ですが下り のみエアポート成田が運転されており東京駅から成田空港駅まで直通で結ぶ電車もあります。総武快速線内の停車駅は快速と同じです。快速、エアポー ト成田以外には「通勤快速」という種別がありますが平日に朝上り1本、夕方下り1本しか設定されていないので存在感が薄いです。停車駅は東京〜錦 糸町までの各駅、錦糸町、船橋、千葉です。しかしホームライナーが充実しているため通勤快速は現状維持のままでいいと私は考えますね。ちなみにホ ームライナーの停車駅は東京を出ると津田沼までノンストップで運転し津田沼からは各駅に停車します。ただし夕方以降の下りのみの運転で朝ラッシュ 時には運転されていません。また総武快速線内には特急も走っていますがこちらでは省略します。日中の総武快速線の本数は毎時5〜6本程度でラッシ ュ時は本数が増えます。そして次に横須賀線を紹介します。横須賀線は東京駅を起点に主に東海道線に沿って走っています。種別は総武快速線と異なり 全て「普通」となります。横須賀線内の各駅に停車するので心配する必要はありません。また途中の西大井駅から湘南新宿ラインも同線路を走るように なります。湘南新宿ラインの高崎⇔小田原系統の快速・特別快速は西大井・新川崎駅には停車しませんのでご注意ください。東京発着の横須賀線の殆ど の電車は逗子止まりで久里浜行きは本数が少ないです。湘南新宿ラインの横須賀線直通電車は逗子より先、久里浜方面に行くことはありません。また逗 子〜久里浜間は日中は短い編成で折り返し運転をしていることも多いです。またラッシュ時を中心に横須賀行きの電車もあります。横須賀線は普通と湘 南新宿ライン以外に総武快速線と同じくホームライナーが走っています。本数は平日 朝上り1本、平日 夕方下り1本と少なめですが存在します。停 車駅は逗子、鎌倉、大船、品川、新橋、東京です。途中の横浜駅には停車しませんのでご注意ください。横須賀線の東京〜大船間には多数の特急電車が 走っていますがこちらでは省略させていただきます。
 千葉駅を発車した総武快速線は高架を走り千葉の市街地をしばらく走り続けます。西千葉を過ぎると丘陵地帯を走っている感じとなります。周辺には 山や荒地そして住宅地があります。最初は稲毛駅で停車して各駅停車線とも乗り換えることが出来ます。稲毛を出ると再び千葉の丘陵地帯となります。 周辺には住宅地やマンションなどが広がります。また新検見川付近から地上を走るようになります。また新検見川駅付近から京成千葉線の車両を見るこ とも出来ます。そして電車は津田沼駅に到着します。津田沼駅から本数も増え徐々に都会の雰囲気となります。再び住宅街・マンション街の中を走り次 は千葉県内では最も利用客の多い船橋駅に到着します。駅前には大規模なデパートが広がっており高層ビルやマンションがあり都会の雰囲気があります 。また船橋駅ではJRの他に京成線や東武線とも乗り換えることが出来る大ターミナル駅です。船橋を出ると丘陵地帯も終わり千葉の住宅街の中の路線と なります。武蔵野線の高架橋をくぐり電車は再び高架となり下総中山駅に到着します。そして次は市川市の中心駅である本八幡駅に到着します。周辺に は商店街や店が広がっており終日人で賑わっています。本八幡を出ると次は快速停車駅である市川駅に到着します。この付近から住宅地の他に会社やビ ルなども多く目立っていきますね。そして江戸川を渡り東京都へ入ります。電車は大きく左カーブして西南方向へ走っていきます。暫くすると電車は新 小岩駅に到着します。荒川を渡ると都会となり周辺にはビルや会社そして商店街が多く見渡せるようになります。また下町の雰囲気もあります。高層ビ ル・マンションそして高いビル・会社が見えてくると電車は錦糸町駅に到着します。錦糸町を出ると総武緩行線ともわかれ快速線は地下を走り馬喰町駅 に到着します。そして新日本橋を通り総武快速線の終点である東京駅に到着します。東京駅からは路線名がかわり横須賀線となります。東京駅を発車し た横須賀線はしばらく地下を走り新橋駅に到着します。新橋を発車するとしばらく地下を走り品川駅到着手前で地上に出ます。そして品川駅に到着しま す。品川駅を発車すると山手線としばらく並行して走り途中で横須賀線は南方向に進み山手線と別れます。途中から湘南新宿ライン(山手貨物線)と合流 して西大井駅に到着します。西大井駅からは真上を走る東海道新幹線と一緒に走る形となります。周辺には大田区の住宅街が広がっており商店街やアパ ートなども見えます。そして多摩川を渡り神奈川県へ入ります。多摩川を渡るとすぐに横須賀線は武蔵小杉駅に到着します。当駅では南武線や東横線と も乗り換えることが出来ます。武蔵小杉を出発すると東海道新幹線とも別れ横須賀線単独となります。途中から武蔵野線(貨物線)も見え並行して走る形 となります。そして新川崎駅に到着してしばらくすると線路は高架となり東海道線・京浜東北線・貨物線と並行して走ります。店やマンションが広がる 鶴見駅を通過すると徐々に横浜の雰囲気となります。ビルや会社そしてマンション、住宅が車窓からは広がります。また他路線と並行して走っているた め色々な車両を見ることも出来ます。高層ビルやマンションそしてデパートなどが広がっていき電車は横浜駅に到着します。横浜駅を出ると東海道線と 相鉄線と並行して走る形となります。横浜の隣駅、保土ヶ谷駅付近までは横浜市の住宅街・マンション街が広がっていますが保土ヶ谷を過ぎると横浜の 丘陵地帯となり台地の上に住宅がある風景を多く眺めることが出来ます。また保土ヶ谷到着前に相鉄線と別れます。保土ヶ谷を出発して次は東戸塚に到 着します。東戸塚到着手前から東海道貨物線も並行して走るようになります。横須賀線、東海道線、東海道貨物線と3路線が並行して横浜の丘陵地帯を 走り抜けます。暫くすると住宅街が広がりスーパーや商店街が見え戸塚駅に到着します。戸塚駅の手前で湘南新宿ラインの高崎⇔小田原系統は東海道線 へ転線します。戸塚を出ると再び住宅街・丘陵地帯を走り途中から根岸線と並行して走り大船駅に到着します。大船駅は湘南の代表駅で東海道線の主要 駅の一つでもあります。大船を出ると東海道線・東海道貨物線と別れ横須賀線単独となります。暫くすると山の中を走り北鎌倉駅に到着します。周辺に は山の他に荒地や寺院が多くあります。そして観光で有名な鎌倉駅に到着します。鎌倉駅周辺には鎌倉時代に建てられた寺院や神社が多くあります。鎌 倉を出ると山間部となりトンネルを抜けて逗子駅に到着します。逗子駅は横須賀線の主要駅の一つでほとんどの電車が当駅止まりとなります。また湘南 新宿ラインは全列車が当駅どまりです。逗子を出ると車窓からの風景がガラッと変わり山間部路線となります。東逗子を通り田浦駅に到着します。田浦 の隣駅 横須賀駅付近には自衛隊の基地や港が多くあります。横須賀を出ると再び山間部となり長いトンネルを抜けると衣笠駅に到着します。衣笠駅か らは単線となり市道・国道に沿って終点の久里浜駅に到着します。横須賀線は東京〜大船間と大船〜久里浜間で雰囲気が大きく異なるので面白いですね 。以上、総武快速線の千葉駅から横須賀線の久里浜駅までの沿線風景紹介でした。
 総武快速線・横須賀線で使用されている車両は全てE217系が使用されています。横須賀線の湘南新宿ラインはE231系が使用されています。E217系は全 車両鎌倉車両センターに所属しており、E231系の宇都宮⇔逗子系統は小山車両センター、高崎⇔小田原系統は国府津車両センターに所属しています。総 武快速線で使用されているホームライナーは255系(幕張車両センター所属)が中心です。またE257系500番台が使用されることもあります。横須賀線のホ ームライナーは215系(田町車両センター所属)が中心です。稀にですが他の車両が入ることもあります。総武快速線・横須賀線を走る特急電車の使用車両 はこちらでは省略させていただきます。

<総武快速線・横須賀線の発車メロディー>
 総武快速線の発車メロディーは区間ごとに異なっています。千葉駅では発車メロディーが使用されていませんが稲毛〜船橋間ではテイチク製の「ホリデ イ」と「あざみ野」が使用されています。市川ではスイッチ製の新曲が使用されています。新小岩・錦糸町では東洋メディアリンクス製の曲が使用されて おり、馬喰町・新日本橋ではベルが使用されています。終点の東京駅では五感工房製の「JR-SH5・2」が使用されています。横須賀線の発車メロディーは全 体的に横浜支社ということもあり東洋メディアリンクス製の曲が使用されている駅が多いです。品川駅と西大井駅ではユニペックス製の曲が使用されていま すが品川駅の15番線はスイッチ製の新曲が使用されるようになりました。武蔵小杉駅ではサウンドファクトリー製とスイッチ製の新曲が使用されています。 横浜駅から先の各駅は殆どの駅で東洋メディアリンクス製の曲が使用されています。但し、戸塚駅と鎌倉駅ではテイチク製の曲が導入されています。総武快 速線の鳴りやすさは千葉支社ということもあり途中切りされることが非常に多いですが横須賀線内は横浜支社ということもあり日中でも余韻まで鳴らすことが 多いですね。レベルは圧倒的に総武快速線の方が高いと言えますね。

駅名総武快速線内 快速
横須賀線内 普通
湘南新宿ライン乗り換え路線
千葉
総武本線 JO:成田線 ○外房線 ○内房線
CM:千葉都市モノレール
稲毛
津田沼
KS:新京成電鉄
船橋
TD:東武アーバンパークライン
市川
新小岩
錦糸町
JB:中央・総武線(各駅停車) Z:地下鉄半蔵門線
馬喰町
S:都営新宿線 A:都営浅草線
新日本橋
Z:地下鉄半蔵門線 G:地下鉄銀座線
東京
専用
JY:山手線 JK:京浜東北線 JT:東海道線 JC:中央線
JE:京葉線 ■新幹線 M:地下鉄丸ノ内線
新橋
湘南新宿ライン
直通運転
G:地下鉄銀座線 A:都営浅草線 U:ゆりかもめ
品川
JY:山手線 JK:京浜東北線 ■東海道新幹線 KK:京急線
西大井
(●)
武蔵小杉
JN:南武線 TY:東急東横線
新川崎
(●)
横浜
JK:京浜東北線・根岸線 TY:東急東横線 MM:みなとみらい線
KK:京急線 SO:相鉄線 B:横浜市営地下鉄線
保土ヶ谷
(●)
東戸塚
(●)
戸塚
B:横浜市営地下鉄線
大船
JK:根岸線 JT:東海道線 ○湘南モノレール
北鎌倉
鎌倉
EN:江ノ島電鉄線
逗子
東逗子
田浦
横須賀
衣笠
久里浜
KK:京急線

※特急・臨時列車の停車駅は各自で調べてください。そのため停車駅案内には書いていません。
※総武快速線の「通勤快速」は2022年3月12日のダイヤ改正で廃止されました。
※湘南新宿ラインの高崎⇔小田原系統の快速・特別快速は西大井、新川崎、保土ヶ谷、東戸塚には停車しませんのでご注意ください。

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