<予讃線とは>
予讃線とは香川県の高松駅から松山駅を経由して愛媛県の宇和島駅までを結ぶ全長297キロの路線です。途中の松山駅で列車の運行体制が大きく異なります。そのため当ページでは
高松から愛媛県の松山駅までを扱うことにします。特急列車として高松・岡山方面から松山駅までを結ぶ特急「しおかぜ」が走っています。また高松から途中の宇多津駅までは瀬戸大
橋線(本四備讃線)と並行しています。また高松から途中の多度津駅までは土讃線直通列車も走っています。そのほかに岡山方面から宇多津・高松を経由して高徳線に直通する特急「うず
しお」も当路線を経由しています。当路線は香川県内では岡山方面、土讃線方面にも向かう列車が走っており主要路線の一つです。愛媛県内では愛媛県を東西に結ぶ路線であり瀬戸内にも
一部面しています。またJR四国管内では一番長い路線でもあります。
予讃線には普通、快速、特急の3種別があります。普通列車は基本的に予讃線の各駅に停車します。途中の多度津・観音寺・伊予西条で運用パターンが変わることが多いです。高松〜
多度津間は普通列車が日中は毎時2本運転されています。多度津止まりや土讃線へ直通する普通電車があります。多度津〜観音寺は毎時1〜2本程度の本数です。基本的に日中は観音寺
行きが多いです。伊予西条行きもあります。また後述する快速「サンポート」が当区間で各駅停車となり高松始発の観音寺行きもあります。観音寺〜伊予西条間は毎時1本程度の本数です。
この区間は基本的に上りは観音寺行きと高松行き、下りは伊予西条行きがメインです。伊予西条〜松山間は毎時1本程度の本数です。途中の伊予北条〜松山は本数が増え毎時1〜2本程度
です。今治⇔松山や伊予北条⇔松山の区間の列車もあります。また早朝に多度津始発の松山行きという長距離普通電車があります。快速は快速「サンポート」として高松から松山を走りま
す。本数は毎時1本程度です。高松から坂出間で快速運転を行います。停車駅は列車によって異なりますが高松、端岡、坂出となります。上りのラッシュ時の快速はそれに加えて鴨川、国
分、鬼無にも停車します。下りのラッシュ時の快速は高松→端岡→鴨川→坂出となります。日中の快速「サンポート」は観音寺行きがメインですが、夕方以降は伊予西条行きもあります。
1日に1本ですが夕方に高松始発の快速「サンポート」松山行きがあります。5時間かけて高松から松山までを走る長距離快速列車となります。特急は岡山から松山までを結ぶ特急「しおか
ぜ」と高松から宇多津までを結ぶ特急「いしずち」があります。その他に岡山・高松から土讃線の高知方面に向かう特急「南風」「しまんと」があります。予讃線のメイン特急「しおかぜ」は
毎時1本程度、特急「南風」も同じく毎時1本程度で運転されています。下りの特急「しおかぜ」は全列車が松山行きとして運転されており、松山より先の伊予市・八幡浜方面に向かう列車は
ありません。その他に深夜には「ミッドナイトEXP高松」が高松〜伊予西条間で運転されています。早朝には「モーニングEXP高松」が伊予西条〜高松で運転されています。新居浜〜松山間
には「モーニングEXP松山」「ミッドナイトEXP松山」が運転されています。参考に特急「しおかぜ」の停車駅は岡山、児島、宇多津、丸亀、多度津、(詫間、)観音寺、川之江、伊予三島、新
居浜、伊予西条、壬生川、今治、(伊予北条、)松山です。詫間駅と伊予北条駅は一部の特急電車が停車します。
予讃線(高松〜松山)は基本的に瀬戸内海沿いに走り、工業地帯や工場が沿線には多くあります。一部山間部地帯も通っています。高松〜多度津間は予讃線でも本数が多く複線区間でもありま
す。高松〜坂出間は住宅地・荒れ地・水田地帯を通っています。途中の端岡駅と鴨川駅は一部の快速も停車し駅もそこそこ大きく賑わっています。坂出〜多度津間は予讃線そしてJR四国の中心
エリアでもあります。坂出駅・宇多津駅・丸亀駅・多度津駅ともに駅前は賑わっており利用客も多いです。坂出駅と宇多津駅の間には瀬戸大橋線への分岐路線もあります。また多度津駅では土
讃線の分岐駅でもありますね。丸亀駅は駅前に多くの店や学校があるので終日にぎわっています。徒歩圏内には丸亀城もありますね。多度津〜観音寺間は途中の海岸寺〜詫間間は海岸に沿って
その他の区間は荒れ地・集落を通っていきます。本数も毎時1本程度となりローカル度もやや強くなります。観音寺市の中心駅、観音寺駅は駅前に住宅が広がっています。観音寺〜伊予西条間
は瀬戸内海に沿って四国中央市・新居浜市・西条市を走ります。途中の伊予三島駅は四国中央市の中心駅であり、海岸には製紙工場が広がっています。伊予三島〜関川間は国道11号線に沿って
走っておりこの区間は住宅の割合も多いですね。関川〜多喜浜間は駅間距離も長く山間部の中を走っていきます。新居浜から伊予西条間は荒れ地や集落が車窓から広がっています。伊予西条駅
は西条市の中心街から離れたところに駅がありますが、それでも全ての特急が停車し予讃線の中でも駅の規模は大きいです。また海岸には造船工場が広がっています。伊予西条〜今治間は進行
方向を北西方向に向けて走ります。途中の壬生川駅までは住宅地の中を走ります。海岸沿いには工場や倉庫が広がっています。壬生川駅には全ての特急電車が停車します。壬生川駅を出ると
やや山間部の中を走ります。車窓からは山地や水田地帯を見ることが出来ます。またこの付近は海岸沿いには公園や海水浴場が多くあります。今治駅は今治市の中心駅です。全ての特急電車
が停車し当駅を終着とする普通電車もあります。また駅は高架駅となっています。今治市役所や今治城にも徒歩圏内で行くことが出来ますね。今治〜松山間は途中の波方駅までは同じく北西
方向に向かって走っていきます。大西駅付近から進路が変わり南西方向に向かって走っていきます。伊予北条駅までは海岸と国道196号線に沿って走っていきます。途中には数多くの海岸を
眺めることが出来ます。反対側には山地が広がっておりややローカルな雰囲気があります。浅海駅は海岸に非常に近い駅で徒歩圏内で海岸に向かうことが出来ますね。伊予北条駅は松山市の
北部にある駅であり利用客も多いです。伊予北条からは進行方向は南下して、松山市の住宅地を走っていきます。車窓からは山地・住宅を眺めることが出来ます。堀江駅からは住宅地も増えて
愛媛県の中心駅である「松山駅」に到着します。松山駅前には多くのオフィス・ビル・飲食店・宿泊施設が広がっており路面電車も走っていますね。利用客数も約7000人/日となっておりJR
四国の駅の中では3番目に多いです。
高松から松山間の予讃線は全区間が電化されています。複線区間は高松から多度津駅となっています。途中の高松駅では高徳線、宇多津駅では瀬戸大橋線、多度津駅では土讃線と乗り換える
ことが出来ます。使用車両は普通電車は主に高松〜観音寺間では7200系、6000系が使用されています。観音寺〜松山間では7000系が使用されています。また快速マリンライナーとして223系5000
番台と5000系が使用されています。また予讃線の普通電車には6000系を除いてトイレの設備がありませんのでご注意ください。特急電車の使用車両は特急「しおかぜ・いしづち」として8000系・
8600系が使用されています。また高松〜多度津間には特急「南風」の2000系・2700系が走行しています。その他に寝台特急サンライズ高松としてJR西日本・JR東海保有の285系が走っています。
駅名 | 普通 | しおかぜ | 乗り換え路線 |
高松 | T:高徳線 ○高松琴平電気鉄道 | ||
香西 | |||
鬼無 | |||
端岡 | |||
国分 | |||
讃岐府中 | |||
鴨川 | |||
八十場 | |||
坂出 | M:瀬戸大橋線 (岡山方面) | ||
宇多津 | M:瀬戸大橋線 (岡山方面) | ||
丸亀 | |||
讃岐塩屋 | |||
多度津 | D:土讃線 | ||
海岸寺 | |||
詫間 | |||
みの | |||
高瀬 | |||
比地大 | |||
本山 | |||
観音寺 | |||
豊浜 | |||
箕浦 | |||
川之江 | |||
伊予三島 | |||
伊予寒川 | |||
赤星 | |||
伊予土居 | |||
関川 | |||
多喜浜 | |||
新居浜 | |||
中萩 | |||
伊予西条 | |||
石鎚山 | |||
伊予氷見 | |||
伊予小松 | |||
玉之江 | |||
壬生川 | |||
伊予三芳 | |||
伊予桜井 | |||
伊予富田 | |||
今治 | |||
波止浜 | |||
波方 | |||
大西 | |||
伊予亀岡 | |||
菊間 | |||
浅海 | |||
大浦 | |||
伊予北条 | |||
柳原 | |||
粟井 | |||
光洋台 | |||
堀江 | |||
伊予和気 | |||
三重浜 | |||
松山 | Y:予讃線 (宇和島方面) ○伊予鉄道 |