鉄道研究室ネット

     

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○乗り換え路線(鉄道研究室ネット内)○
 ■新幹線 富山駅

○駅概要○
 富山県の代表駅そして北陸地方の主要駅「富山駅」です。この駅はあいの風とやま鉄道とJR西日本の高山本線の駅であり、そしてJR西日本の北陸新幹線の駅でもあります。その他、富山 地方鉄道(電鉄富山駅)、富山地方鉄道富山軌道線(富山駅停留場そして電鉄富山駅・エスタ前停留場)の乗換駅でもあります。当ページではあいの風とやま鉄道とJR西日本の高山本線を扱い ます。駅構造は2面5線となっています。1・2・3番のりばと、4・5番のりばがそれぞれ島式ホームとなっています。そのうち2番のりばは高山本線の専用ホームであり切り抜きホーム となっています。当駅は2015年3月の北陸新幹線開業に伴いJR西日本の北陸本線から第三セクターである当路線「あいの風とやま鉄道」に移管されています。当駅にはあいの風とやま鉄道の 全ての普通列車と平日の朝・夕方以降に運転されている「あいの風ライナー」が停車します。旧北陸本線の時代には特急「サンダーバード」「しらさぎ」「おはようエクスプレス」「はくた か」「北斗」など多くの特急列車が停車していました。2000年代後半までは寝台特急「トワイライトエクスプレス」「日本海」「北陸」「能登」が停車していました。北陸本線時代(2015年以 前)は当駅は3面6線の構造をしていました。乗り場は1・3番のりばが上り 金沢方面、4・5番のりばが下り 泊・糸魚川方面です。2番のりばは高山本線 猪谷方面の列車が発着します。 また高山本線の特急「ひだ」も高山本線ホームから発着します。日中のあいの風とやま鉄道の本数は毎時1〜2本程度です。ラッシュ時は更に本数が増えますね。高山本線の普通列車は日中は およそ90分おきに発車しています。特急「ひだ」は1日4本発車します。駅の乗車人数は約11800人/日となっています。第三セクターに移管してから若干増加傾向ですが2020年以降は新型コロナ ウイルス感染拡大に伴い利用が減っています。当駅はあいの風とやま鉄道とJR高山本線の駅ですが、駅の管理はあいの風とやま鉄道が実施しています。また当駅の窓口ではJR高山線の近距離の 切符のみを購入することが出来ますが、長距離の切符は指定席券は当駅のりば隣の新幹線のJR西日本の窓口で購入する必要があります。
 駅構内には有人駅でホーム上にはベンチ・自販機が設置されています。高架駅となっており1階がコンコース、3階がホーム階となっています。自動改札機と有人改札があります。ICOCA・ SuicaなどのICカードを使うことが出来ます。トイレ・自動券売機・エスカレーター・エレベーター・待合室があります。また1階の改札を出ると南北自由通路となります。またJR高山本線の 特急を含む長距離切符や指定席券はJR西日本の窓口で購入する必要があります。また改札口は二か所に設置されています。一か所は1階のメイン改札です。その他に改札階とホーム階の間の2 階に新幹線乗り換え専用改札口があります。また南北自由通路にはコンビニや「とやマルシェ」「お土産屋」「クラルテ」があります。その他、構内にはマクドナルドやラーメン屋・サンマル クカフェがあります。その他、北陸新幹線ホームの隣にはJR富山駅ビルにJR西日本ホテルの「ホテルヴィスキオ富山by GRANVIA」があります。また富山軌道線の富山駅停留場は当駅の高架下 に乗り場があります。そのため新幹線やあいの風とやま鉄道の改札口から濡れることなくホームに向かうことが出来ます。
 当駅は2005年から10年の間で大進化を果たした駅と個人的に思います。当駅は北陸本線時代の2005年以前は地上駅でした。その後、2005年10月6日より北陸新幹線開業に向けて工事が始まりまし た。2007年3月18日に北口仮駅舎が出来て、2008年10月20日には現在地より北側に下り仮設ホームが出来ました。2010年4月19日には上りホームも北側に移動して仮設ホームとなり、同時に南口 仮駅舎が出来ました。同年5月30日には北陸新幹線の駅舎建設に着工し安全祈願祭を挙行しました。2012年5月14日から旧南口駅舎の取り壊し工事が始まりました。同年11月より北陸新幹線開業後 に使用される新駅舎の着工を開始しました。その後、2015年3月14日には北陸新幹線が開業しました。また在来線部分は第三セクター化されて「あいの風とやま鉄道」になりました。また在来線の 南口仮駅舎がこの日から新駅舎に移行しました。また同年4月20日より当駅の上りホームとJR高山本線の1〜3番のりばが完成して、仮設ホームから高架ホームになりました。そして2019年3月 14日より下りホームの4・5番のりばが仮ホームから高架ホームになりました。これにより全ホームが高架化されたことになりました。そして仮設ホームと北口仮駅舎が取り壊されて2019年10月 には南北自由通路が完成し北口と南口がつながりました。
 駅周辺には駅の南側には駅前に大規模なロータリーが整備されておりビルや会社そしてホテルが多くあります。また富山軌道線の電鉄富山駅・エスタ前停留場も駅前にありますね。駅から少し 離れると多目的ビルや店が見えてさらに進むと富山市の住宅街となります。マンションなども数多くありますね。駅から少し離れますが駅前の道路をしばらく進むと富山県庁・富山市役所そして その奥には富山城公園があります。駅の北側には同じくロータリーが整備されており会社や銀行そしてホテルなどがあります。駅前のロータリーには富山軌道線の富山駅北停留場(現在は廃止)が あります。駅の西側には有名な神通川が流れています。

○駅放送関係○
 当駅では2017年3月13日から株式会社スイッチの福島直哉氏が編曲をしたものが使用されています。発車メロディーは「四季」(ヴィヴァルディ作曲)が使用されています。3〜5月が「春」、 6〜8月が「アルプスの牧場」、9〜11月が「秋」、12〜2月が「冬」が使用されています。季節ごとにメロディーが異なるので面白いです。接近メロディーは「ふるさとの空〜verA」 (久石譲作曲)が使用されています。また2017年3月12日以前は北陸本線主要駅標準の詳細自動放送の到着・発車メロディーでした。

1番のりばあいの風とやま鉄道
高岡、倶利伽羅、金沢方面
発車メロディー発車メロディーは「四季」です。普通 金沢行きで収録。
2番のりばJR高山本線
越中八尾、猪谷、高山、岐阜方面
発車メロディー未収録。
3番のりばあいの風とやま鉄道
高岡、倶利伽羅、金沢方面
発車メロディー北陸本線時代の発車メロディーです。寝台特急「トワイライトエクスプレス号」 大阪行きで収録。
4番のりばあいの風とやま鉄道
魚津、泊、糸魚川方面
発車メロディー北陸本線時代の発車メロディーです。普通 金沢行きで収録。
5番のりばあいの風とやま鉄道
魚津、泊、糸魚川方面
発車メロディー発車メロディーは「四季」です。普通 泊行きで収録。

○駅写真○
こちらでは管理人が撮影した駅写真を公開しています。是非見てください。

●北陸新幹線開業後の写真●
富山駅駅名標 富山駅構内 富山駅スピーカー
この駅の駅名標はあいの風とやま鉄道の新型が使用されています。駅は2面5線となっています。北陸本線時代は地上駅でしたが、現在は高架駅です。高架駅であるため加えてホームが 新しくなっているため旧北陸本線の名残を見ることが出来ないのが残念です。スピーカーも設置されています。

富山駅の駅舎 富山駅の駅前 富山駅の駅前
当駅の駅舎の写真です。駅舎の下に富山軌道線の線路が通っているのはなかなか面白いです。駅前には富山市の市街地となっています。ホテルやオフィス・ビル・飲食店・居酒屋が立ち並びます。

富山駅(あいの風とやま鉄道)の改札口 富山駅のコンコース 
右側の写真はあいの風とやま鉄道の改札口です。近距離の乗車券を販売しています。真ん中の写真は当駅のコンコースの写真です。新幹線ホームも当駅の在来線ホームも綺麗で、旧北陸本線の名残が 殆ど残っていないのが残念です。

●北陸新幹線開業前の写真●
富山駅駅名標 富山駅構内 富山駅の駅舎
仮設ホーム時代の写真です。第三セクター化前で駅名標もJR西日本でした。駅は3面6線で、当時は高山本線は切り抜きホームでした。右側の写真は当駅の旧駅舎の写真です。 写真は南口の仮駅舎で、2010年4月19日から2015年3月13日までこの駅舎を使用してきました。今では貴重な写真となりました。こちらの3枚の写真は全て2013年3月に撮影しました。

(訪問日:2022年04月04日)

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