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大船渡線キハ110形   大船渡線キハ110形

大船渡線の駅ガイド

<大船渡線とは>
 大船渡線は岩手県の一ノ関駅から宮城県の気仙沼駅までを結ぶ路線です。かつては気仙沼駅から先は、BRTで盛駅まで結んでいましたが、2020年4月以降は鉄道事業から廃止され、実質、 気仙沼駅止まりとなりました。2011年の東日本大震災前は鉄道輸送として気仙沼〜盛駅間も開業していました。また当路線は一ノ関駅から気仙沼駅までを結ぶ路線ですが、途中の陸中門崎駅 から千厩駅までは直線で結んでおらず、大きく摺沢方面のU字しているのがわかります。このような形式の路線は珍しいかと思います。当路線は全区間が単線で非電化路線となっています。ダ イヤは全て普通電車です。2013年春のダイヤ改正までは快速「スーパードラゴン」が運転されていました。上りは10本、下りは11本の割合で運転されています。上りは全列車が一ノ関行き、 下りは全列車が気仙沼行きです。日中は2時間に1本程度の本数となっています。また臨時快速電車として土日や夏休みなどに快速「ポケモントレイン気仙沼号」が走ることがあります。
 一ノ関〜陸中門崎間は主に山間部を走ります。トンネル区間も多数存在しますね。陸中門崎駅を出ると電車は北上して、主に砂鉄川にそって走ります。この付近は集落も多く利用が目立ち ます。紫宿駅からは電車は東方向に進み摺沢駅に到着します。摺沢駅を出ると電車は南下して三厩駅に到着します。摺沢〜三厩間は国道456号線にそって走り約10キロも駅間距離があります。 三厩駅を出発すると電車は再び山間部地帯を走り終点の気仙沼駅に到着します。かつては2011年までは鉄道路線が、2020年春まではBRTが盛駅まで伸びていました。途中の新月駅付近から 電車は宮城県に入ります。
 当路線の使用車両は一ノ関運輸区のキハ100形が使用されています。また改造型のポケモントレインも当路線を走行しています。また当路線は「ドラゴンレール大船渡線」とも呼ばれたり しますね。当路線は開業時に岩手県出身の立憲政友会の佐藤良平氏が1920年の選挙で当選したため、立候補した「摺沢」を電車が通り、気仙沼駅へ向かう計画でしたが、その後に1924年の 選挙で千厩地区の「憲政会」が選挙に当選したことから、再度計画が変更となり、現在のU字路線となりました。ちなみに摺沢は北側、千厩は南側にある地名です。

駅名普通乗り換え路線
一ノ関
■東北新幹線 〇東北本線
真滝
陸中門崎
岩ノ下
陸中松川
猊鼻渓
柴宿
摺沢
千厩
小梨
矢越
折壁
新月
気仙沼

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