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金沢

西金沢                                   東金沢
新高岡                                   ■■

○駅概要○
 石川県の中心駅、そして北陸新幹線の終着駅である「金沢駅」です。この駅は北陸本線・北陸新幹線・七尾線・IRいしかわ鉄道の駅です。それぞれ乗換駅です。また北陸鉄道 北鉄金沢駅との 乗換駅でもあります。ホームは地下に位置しています。駅の構造は在来線が3面7線、新幹線が2面4線です。在来線ホームは4番のりばのみ切り抜きホームとなっています。そのため4番のりば へ向かうには少し歩く必要があります。1・2番のりばは島式ホーム、3・4・5番のりばも切り抜きホームの島式ホームとなっています。当駅には北陸新幹線の「つるぎ」「はくたか」「かがや き」の全列車が停車します。在来線の全ての北陸本線・七尾線・IRいしかわ鉄道の普通列車・快速が停車します。また在来線特急の大阪方面の「サンダーバード」、名古屋方面の「しらさぎ」、そ の他「ダイナスター」「おやすみエクスプレス」「おはようエクスプレス」「能登かがり火」「花嫁のれん」が発着しています。また特急「しらさぎ」は全列車が当駅始発、特急「サンダーバード」 は和倉温泉発着を除いて全て当駅を始発・終着とします。乗り場は1・2番のりばが北陸本線特急「サンダーバード」「しらさぎ」が発着します。3・5番のりばが北陸本線(福井方面)の普通列車 が発着します。4番のりばは七尾線 和倉温泉方面の列車が使用することが多いです。6・7番のりばからはIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道 富山方面の列車が使用します。11〜14番のりば は北陸新幹線が使用します。駅の乗車人数はJR西日本の統計では約22800人/日、IRいしかわ鉄道の統計では約11400人/日となっています。本数は新幹線は日中は「つるぎ」が毎時1本、「はくたか」 が毎時1本、合計毎時2本です。朝や夕方以降は本数が増えて、「つるぎ」「はくたか」「かがやき」を含めて毎時3本程度に増えます。さらに年末年始やお盆などは観光シーズンということもあり 更に本数が増えますね。北陸本線の上り普通列車は日中は毎時2本程度、朝や夕方以降は毎時2〜3本程度です。特急「サンダーバード」は日中は毎時1本、朝や夕方以降は毎時2本程度、特急「 しらさぎ」は毎時1本程度となっています。七尾線は毎時1〜2本程度です。IRいしかわ鉄道(富山方面)は日中は毎時1本、朝や夕方以降は毎時2本程度です。
 駅構内にはみどりの窓口・みどりの券売機が設置されておりホーム上にはベンチ・自販機が設置されています。トイレ・券売機・エスカレーターやエレベーターがあります。在来線では2017年4月 より自動改札が導入され、同年よりICOCAが利用できるようになりました。在来線改札口、新幹線改札口と別れており、1階と2階の中間地点である中2Fでは、在来線と新幹線の乗り換え専用改札が あります。また同じ位置にあんと改札口があり金沢百貨店「あんと」と直結しています。また1階の改札口を出ると東西自由通路になり、通路わきには金沢百貨店、「あんと」、セブンイレブン、JR 西日本系列ホテル「ヴィアイン金沢」があります。また当駅は駅の東口が「兼六園口」、西口が「金沢港口」と呼ばれています。規模的には東側の兼六園口のほうが大きいです。また北鉄金沢駅に行 く場合にも兼六園口から出て地下通路を歩く必要があります。また新幹線改札口横にはJR東日本の「えきねっと」受け取り券売機もあります。また当駅は開業当時は地上駅でしたが1991年に上り線が 高架化、1990年には下り線が高架化されています。当駅の駅舎は「中部の駅百選」に選ばれており、東口は能楽の「鼓」をイメージした「鼓門」となっており、ガラス張りの地下広場を備えた「もて なしドーム」が2005年に完成されました。そして2011年にはアメリカ「Travel+Leisure」で「世界で最も美しい駅」に選ばれています。また当駅では駅弁の販売もあります。またIRいしかわ鉄道の 入場券では当駅の新幹線改札口には入ることが出来ないのでご注意ください。また当駅の新幹線駅舎は「まちが見える、心と体に気持ちがいい駅」をイメージしています。新幹線ホームにはホームド アがあり、ドアの塗色は九谷焼の「九谷五彩」(赤色・黄色・紺青色・紫色・緑色)のうち紺青色を除いた4色が使用されています。その他にもいろいろアレンジがされています。
 駅周辺には兼六園口(東側)には駅前にドーム・ロータリーが整備されており金沢市の中心街・飲食店・ビル・オフィスが立ち並びます。また駅地下には前述したように北鉄金沢駅があります。多く の旅館や「ANAクラウンプラザホテル」をはじめとしたホテルがあります。居酒屋・住宅・商業施設が立ち並びます。金沢港口(西側)には同じく駅前にロータリーが整備されており手前にはバス乗りが あります。銀行・オフィス・商店・コンビニが立ち並びます。少し歩いた位置には公園があります。また市の中心街は金沢城跡の南西方向に位置し、金沢市役所付近になります。また駅前から市の中 心街へ向かうバスが多く発着しています。また当駅は令和6年春の北陸新幹線の敦賀延長が開業したら、JR西日本の管轄は新幹線のみとなり、在来線ホームはIRいしかわ鉄道の管轄のみとなります。

○駅放送関係○
 この駅では各ホームに発車メロディーが使用されています。在来線の1〜7番のりばは琴の音色のアレンジが使用されています。「城下町の雰囲気を醸し出させるとともに、発車ベルらしくリズ ミカルで鉄道のイメージに沿った曲調」をコンセプトに大谷親千鶴氏が作曲しました。また奇数のりば、偶数のりばでアレンジが少し異なります。また接近放送・予告放送も流れており接近メロデ ィーは「北陸本線標準メロディー」が流れています。また新幹線11〜14番のりばは「金沢の山から海にかけての起伏ある自然条件」「伝統と創造が調和するまち」「北陸新幹線のスピード感と快適 性」を表現した中田ヤスタカ作曲のアレンジが使用されています。

1番のりば北陸本線【特急】
福井、敦賀、京都、大阪方面
発車メロディー未収録。
2番のりば北陸本線【特急】
福井、敦賀、京都、大阪方面
発車メロディー
接近放送
予告放送
特急サンダーバード50号 大阪行き発車放送です。
普通 福井行き接近放送です。
特急サンダーバード50号 大阪行き予告放送です。
3番のりば北陸本線
小松、加賀温泉、福井方面
接近放送普通 福井方面 敦賀行き接近放送です。
4番のりば七尾線
津幡、羽咋、和倉温泉方面
発車メロディー未収録。
5番のりば北陸本線
小松、加賀温泉、福井方面
発車メロディーIRいしかわ鉄道 普通 泊行き発車放送です。
6番のりばIRいしかわ鉄道
倶利伽羅、高岡、富山方面
発車メロディー未収録。
7番のりばIRいしかわ鉄道
倶利伽羅、高岡、富山方面
発車メロディー未収録。
11番のりば■北陸新幹線
富山、長野、高崎、東京方面
発車メロディー未収録。
12番のりば■北陸新幹線
富山、長野、高崎、東京方面
発車メロディーつるぎ726号 富山行き発車放送です。
13番のりば■北陸新幹線
富山、長野、高崎、東京方面
発車メロディー未収録。
14番のりば■北陸新幹線
富山、長野、高崎、東京方面
発車メロディー未収録。

○駅写真○
こちらでは管理人が撮影した駅写真を公開しています。是非見てください。

●在来線●
金沢駅駅名標(在来線) 金沢駅構内(在来線) 金沢駅スピーカー(在来線)
この駅の駅名標は西日本の新型が使用されています。駅は在来線合計で3面7線となっております。スピーカーも設置されています。

●新幹線●
金沢駅駅名標(新幹線) 金沢駅構内(新幹線) 金沢駅スピーカー(新幹線)
この駅の駅名標は西日本の新型が使用されています。駅は新幹線合計で2面4線となっております。スピーカーも設置されています。

●駅舎・その他●
金沢駅の駅舎(兼六園口) 金沢駅の駅舎(金沢港口) 金沢港口の上空風景
左側の写真は兼六園口の駅舎の写真です。ドーム型の駅舎が特徴的です。真ん中の写真は金沢港口の駅舎の写真です。駅舎の上には商業施設・ホテルも併設しています。右側の写真は金沢港口の駅舎の上部にある「ホテルヴィアイン金沢」の客室から撮影した写真です。金沢港口の見晴らしが良いです。

金沢駅の駅前(兼六園側) 金沢駅の駅前(兼六園側) 金沢駅の駅前(金沢港側)
左側・真ん中の写真は兼六園口の駅前写真です。右側・下段の左側の写真は金沢港口の駅前の写真です。ビルやオフィス・ホテルそして駅前ロータリーがあります。また朝や夕方以降は多くの通勤・通学客で混み合います。

金沢駅の駅前(金沢港側) 金沢駅のコンコース 金沢駅の改札口(新幹線)
真ん中の写真は当駅の東西自由通路の写真です。通路に沿って商業施設「金沢百貨店」「あんと」が立ち並びます。右側の写真は当駅の新幹線改札口の写真です。改札横の券売機で「えきねっと」「e5489」からの切符を受け取ることが出来ます。

(訪問日:2022年04月03日)

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