小幌 |
○駅概要○
秘境駅で有名、かつ秘境駅ランキングトップであるあの「小幌駅」です。この駅は室蘭本線の駅であり駅は2面2線の相対式ホームとなっています。当駅には室蘭本線の
一部の普通電車が停車します。利用客が少ないため通過する普通電車もあります。特急「スーパー北斗」も停車しません。乗り場は海側が上りホーム、山側が下りホームと
なっています。駅の利用客数は約0人/日です。そうです。当駅を利用する客は全くいません。土日や長期休み期間などは鉄道ファンなどでかなり混みあうこともあります。
また釣り客でも使用されているとか。本数は上り電車は1日4本、下り電車は1日2本です。駅構内には無人駅でホーム上には全くありません。両ホームは構内踏切でつな
がっているのみです。駅舎や自販機・自動券売機なども一切ありません。両端の長大トンネルに当駅が挟まれ、ある種、一つの外部から隔離された空間に駅があります。駅
周辺には公道が一切なく、集落も全くありません。唯一海岸に出ることが出来る山道があります。当駅の経緯は太平洋戦争中に室蘭本線の信号場として駅が誕生しました。
しかし平成27年にはJR北海道が経営する事が難しい旨を、豊浦町に報告したところ、町として当駅を継承していく方針になり現在も駅として機能しています。貨物電車・特急
電車が頻繁に通過し、通過する際にホームにいたら警報を鳴らされるのでそれがもはや不気味です。町と隔離された一つの空間、向こう側には海が見え、駅と公道を結ぶ道が
一切ない空間に当駅があり秘境駅ランキングは前述したように1位です。是非、駅巡りファン、そして鉄道ファンの方は当駅に訪れてみてください。この文章や写真では味わ
えない素敵な時間・空間が「あなた」を待っています。
○駅放送関係○
この駅では接近放送が設置されています。
H:室蘭本線 |
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H:室蘭本線 |
○駅写真○
こちらでは管理人が撮影した駅写真を公開しています。是非見てください。
この駅の駅名標は新型が使用されています。駅は2面2線の相対式ホームとなっています。写真手前が上りホームです。右側の写真は当駅のホーム上にある時刻表です。隣には駅ノートが置いてありました。外部と完全に遮断され孤立した空間が身に沁みます。
この写真3つは当駅からの風景写真です。駅前から出る公道は一切ありません。唯一簡易トイレがあるのが救いです。奥へ進み山道を下りると海岸へ行くことが出来ます。
当駅ホームからの風景写真です。トンネルが2つに挟まれた空間にホームがあり、下には川が流れているので不安を駆り立てる雰囲気があります。夜に駅から降りたらかなりやばそうですね。訪問当時は軽く雨が降っており、風も強かったので、やや大変でした。夏場は虫が多く、冬場は雪、完全に自然だけで左右される空間です。
札幌駅からは青春18きっぷで日帰り訪問できるのでお勧めします。