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蟹田

瀬辺地                                   中小国

○駅概要○
 この駅は津軽線の駅であり駅構造は国鉄式ホームの2面3線となっています。当駅には津軽線の全ての普通列車が停車します。2023年4月現在は津軽線の全列車が当駅止まりで、 当駅より先の三厩方面の列車は2022年8月の集中豪雨災害のため運休扱いとなっています。そのため当駅〜三厩間は列車の運行がありません。また青森方面から当駅の隣駅の中小国 駅までは貨物列車の運転があります。乗り場は1・2番線が上り 青森方面、3番線が下り 三厩方面です。駅の乗車人数(降車含めない)は約100人/日となっています。外ヶ浜町の 中心駅なので利用が目立ちます。朝などは青森市方面の通勤・通学の利用があります。本数は1日9本です。全列車が当駅始発の青森行きです。日中時間帯はおよそ2〜3時間に1本 です。朝や夕方以降に列車の本数が集中しています。当駅は北海道新幹線開業前は主要駅で特急「スーパー白鳥」「白鳥」の全列車が停車していました。また海峡線の分岐駅としての 役割も果たしており、運転士や車掌の交代(JR東日本とJR北海道)もしていました。また海峡線への実質的な分岐駅は隣の中小国駅です。そのため貨物列車は中小国駅まで当路線を経由 して、中小国駅から先は海峡線(現在の北海道新幹線)を通ります。1988年3月13日に青函トンネル開通して、海峡線が開通すると、特急「はつかり」や快速「海峡」が走るようになり ました。2002年に特急「はつかり」が特急「白鳥」「スーパー白鳥」に変わり、快速「海峡」が廃止になり、海峡線を経由する普通列車が消滅しました。そのため2016年の北海道新幹線 開業までは「青春18きっぷ」などの企画乗車券や普通乗車券のみで特急「白鳥」「スーパー白鳥」の普通車自由席に限って乗車が可能になりました。また木古内・海峡線方面から中小国 駅を経由し当駅の改札を出ないで津軽線の三厩方面に向かう場合は、当駅から中小国駅の「区間外乗車の特例」が設定されていました。
 駅構内にはみどりの窓口が設置されておりホーム上にはベンチ・自販機が設置されています。駅舎と各ホームは跨線橋で繋がっています。駅舎の中には待合室・券売機・トイレがありま す。2007年までは駅舎内にキオスクの営業がありました。駅周辺には駅前にロータリーが整備されており、外ヶ浜町の集落が広がっています。小中学校や町役場があります。郵便局も あります。海岸沿いには国道280号線が通っており、内陸側には国道280号線のバイパスが通っています。また駅を出て北方向に進んだところには蟹田港フェリーターミナルがあります。 2016年3月の北海道新幹線開業前までは寝台特急「カシオペア」「北斗星」「トワイライトエクスプレス」が当駅に停車し、乗務員交代をしていました。

○駅放送関係○
 この駅では接近放送が設置されています。

1番線津軽線
蓬田、津軽宮田、青森方面
2番線津軽線
蓬田、津軽宮田、青森方面
3番線津軽線
津軽二股、三厩方面

○駅写真○
こちらでは管理人が撮影した駅写真を公開しています。是非見てください。

蟹田駅駅名標 蟹田駅構内 蟹田駅のスピーカー
この駅の駅名標は新型が使用されています。駅は国鉄式ホームの2面3線となっています。駅舎と各ホームは跨線橋で繋がっています。朝時間帯は通勤・通学で混むことがあります。スピーカーも設置されています。

蟹田駅の駅舎 蟹田駅の駅前 蟹田駅の駅舎内部
当駅の駅舎の写真です。2010年頃に駅舎がリニューアルされています。駅前には広場があり、外ヶ浜町の住宅地が広がっています。駅舎の中には「みどりの窓口」「切符売り場」の他に、待合室やトイレがあります。

蟹田駅の駅名プレート 蟹田駅の跨線橋
左側の写真は当駅の駅名プレートの写真です。真ん中の写真は当駅の跨線橋の写真です。構内で駅舎とホームを結ぶ跨線橋と自由通路が併設しています。そのため鉄の敷居があります。羽越本線の水原駅もこの跨線橋タイプです。

(訪問日:2023年07月05日)

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