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TJ:東武東上線の駅ガイド

<東武東上線とは>
 東武東上線とは東京都の池袋駅から埼玉県の寄居までを結ぶ路線です。但し、運転形態は池袋から途中の小川町までと、小川町から寄居で完全に分割されている ので当ページでは前者の池袋から小川町までの東武東上線を扱うことにします。当路線は池袋発着がメインですが途中の和光市駅から地下鉄有楽町線・副都心線と 直通運転をしています。そのため東武東上線内から一本で有楽町・新木場方面や新宿・渋谷方面に向かうこともできます。2013年3月からは副都心線と東急東横線が 直通運転を実施するため東武東上線内から直通で渋谷・武蔵小杉・横浜・元町中華街方面へ行くことが可能となります。東武東上線の種別は基本的に普通、準急、 急行、通勤急行、快速急行そして夕方以降の下りのみのTJライナーがあります。普通電車は東武線内の各駅に停車し日中は成増・志木止まりが多いです。ただし途 中の和光市から地下鉄有楽町線・副都心線からの電車が東武線に直通するためそちらの普通電車は志木や川越市行きが多いです。準急は池袋〜成増がノンストップ なだけで後は各駅停車と同じです。日中は川越市行きが殆どですが朝や夕方以降は森林公園や小川町行きも多いです。急行は東武線のメイン種別の一つで本数も多 いです。停車駅は池袋、成増、和光市、朝霞台、志木、ふじみ野、川越、川越以降各駅停車です。終日、池袋〜小川町の全区間を走っています。ただし森林公園行 きの電車も多いです。また日中は川越市以降は急行が各駅停車の役割となるため、川越市以降の東武東上線内の駅に来る種別は全て急行となります。急行の日中の 本数は毎時5本が基本です。通勤急行は平日の朝ラッシュ時の上りのみ走っています。停車駅は志木までの各駅、志木、和光市、成増、池袋です。朝霞台駅は通過 しますのでご注意ください。快速急行は急行より更に停車駅が少なく主に平日・土休日の夕方の上りで運転されています。但し、土休日の朝に下りが運転されてい ます。快速急行の停車駅は池袋、和光市、志木、川越、川越市、坂戸、東松山、東松山から先は各駅停車です。TJライナーは東上線のライナーであるため平日・土 休日の夕方以降の下りで運転されています。本数は平日は9本運転されており、土休日は4本運転されています。またTJライナーをご利用の際には池袋駅から乗車の 場合に限り着席整理券300円が必要です。ふじみ野駅以降からご乗車の際には着席整理券などは不要です。停車駅は池袋、ふじみ野、川越、川越市、坂戸、東松山、 東松山から先は各駅停車です。東武東上線内から東京メトロ副都心線に直通する電車で東武東上線内は各駅停車でも東京メトロ線内に入ると急行運転する電車も多 くあるのでご利用の際には注意が必要です。
 東武東上線は複線区間は池袋〜和光市・志木〜武蔵嵐山まででそのうちの和光市〜志木は複々線区間となっています。また武蔵嵐山〜小川町(〜寄居)は東上線内 で唯一の単線区間です。池袋を出発するとしばらく埼京線と並行して北池袋付近まで走行します。北池袋を出ると電車が大きく左側にカーブし下板橋駅に到着しま す。この付近は豊島区・板橋区の住宅密集地であるため商店街や店・会社が多く人通りも多いです。そのまま電車は北西方向に進みときわ台駅に到着します。とき わ台駅は池袋〜成増間でも利用客が多い駅でラッシュ時はかなり混雑します。そのまま板橋区の住宅地を走り抜けて成増駅に到着します。成増駅は池袋を発車する と最初に急行が停車する駅で利用客も多いです。成増は東京都板橋区の駅ですが隣の和光市駅から埼玉県の駅となります。途中から東京メトロ有楽町線・副都心線 と並行して走り和光市駅に到着します。和光市駅は東京メトロ線とも乗り換えることが出来て快速急行も停車します。和光市駅を出発すると車窓が変化し住宅密集 地から水田や住宅街・マンション街へ変化します。朝霞台駅で武蔵野線の線路をくぐり志木駅に到着します。池袋発着の各駅停車も当駅までで当駅から先は準急と 副都心線からの各駅停車が主流となります。志木駅周辺は大規模なマンション街や住宅地が広がっており埼玉のベットタウン的イメージが強く利用客も東武線内で は多いです。志木を出発すると線路も複線となり埼玉の住宅街をそのまま走っていきます。川越方面に近づくにつれて水田や荒地の割合が高くなり畑も多く車窓か ら見渡すことが出来ます。途中のふじみ野駅も志木駅同様にベットタウン的イメージが強く池袋方面の通勤客の利用が多いです。川越に到着する前に再び川越線が 車内から見渡すことが出来て電車は川越駅に到着します。住宅地やマンション街が広がっておりやや都会的なイメージもあります。川越駅の隣の川越市駅を出発す ると電車の本数も12分に1本程度となりローカル度も更に強くなります。住宅地の割合も少なくなり水田や畑が多く広がる区間へ入っていきます。また天気のいい 日には車窓から埼玉県の山を眺めることもできます。途中の坂戸駅では東武越生線と乗り換えることが出来ます。坂戸を過ぎると埼玉丘陵地帯へ入り荒地や台地・ 山の間を走っていく形になります。東松山はこの辺でも利用客が多い駅であるため周辺に住宅地やマンションが広がっていますがそれも駅前だけで後はローカルな 雰囲気があります。森林公園駅を過ぎると更に本数が減りローカル度も高まります。森林公園〜小川町までの本数は毎時3本程度となり途中の武蔵嵐山駅からは単 線となります。武蔵嵐山〜小川町までは完全なローカル路線であたりには山や畑が多く見え集落もちらほら広がっている程度です。再び集落地帯が広がり終点の小 川町駅に到着します。小川町駅では寄居行き電車に接続するケースが多いです。またJR八高線とも乗り換えることも出来ます。
 東武東上線で使用されている車両は色々あります。8000系と10000系・10030系がメインですが最近は新型車両50000系・50070系も多く導入されました。また最近 は東武スカイツリーラインから30000系が東上線に転属され運転を開始しています。編成は基本的に10両編成ですが8両編成の車両も多くあります。また和光市〜森 林公園までは東京メトロ車両も東上線内を走ります。またTJライナーや上りの快速急行は50090系が使用されています。50090系は東上線で唯一転換クロスシートを 使用しています。

<東武東上線の発車メロディー>
 東武東上線の発車メロディーは2012年現在、大山駅を除き池袋〜小川町までの全区間で導入されています。大山駅では発車ベルが使用されています。また坂戸駅は 駅舎改良工事をしていたため導入が遅れましたが2011年4月に駅舎工事が完了したので現在は導入されています。池袋駅では1・2番線は「PASSENGER」、3・4番線 は「City」、5番線は池袋駅オリジナルのメロディーが使用されています。それ以外の各駅は東武線統一曲を使用しています。またスカイツリーラインとは違いJRみ たいに途中切りが可能であるため収録の際に「粘り」が必要になると思います。

駅名普通準急急行快速
急行
川越
特急
TJ
ライナー
乗り換え路線
池袋
JY:JR山手線 JA:JR埼京線 JS:JR湘南新宿ライン
M:地下鉄丸ノ内線 Y:地下鉄有楽町線 F:地下鉄副都心線
北池袋
下板橋
大山
中板橋
ときわ台
上板橋
東武練馬
下赤塚
成増
和光市
Y:地下鉄有楽町線 F:地下鉄副都心線
朝霞
朝霞台
JM:JR武蔵野線
志木
柳瀬川
みずほ台
鶴瀬
ふじみ野
上福岡
新河岸
川越
JR川越線
川越市
霞ヶ関
鶴ヶ島
若葉
坂戸
TJ:東武越生線
北坂戸
高坂
東松山
森林公園
つきのわ
武蔵嵐山
小川町
TJ:東武東上線 (小川町〜寄居) ○JR八高線

※通勤急行は平日の朝ラッシュ時の上りのみの運転です。
※TJライナーは川越市駅には下り列車のみ停車します。上り列車は停車しません。またTJライナーをご利用の際には着席整理券310円が必要です。上り(森林公園〜川越)からご利用の際は410円の着席整理券が必要です。

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